桜井市議会 2018-12-12 平成30年第4回定例会(第3号) 本文 開催日:2018年12月12日
しかも、本遺跡のような規格性のある建物群は例がなく、当該時期の首長居館の構造を知る上で極めて重要である。また、同時期の居住域や墓域および祭祀遺構、大溝などが広範囲に広がっていることも明らかとなった。出土遺物も豊富で、東海系の土器をはじめとする他地域の土器が多数出土する点も注目される。
しかも、本遺跡のような規格性のある建物群は例がなく、当該時期の首長居館の構造を知る上で極めて重要である。また、同時期の居住域や墓域および祭祀遺構、大溝などが広範囲に広がっていることも明らかとなった。出土遺物も豊富で、東海系の土器をはじめとする他地域の土器が多数出土する点も注目される。
猪熊兼勝という京都橘大の名誉教授、考古学専門ですが、その人は、芸術性の非常に高い石造物で、規格性を求められる石室の技術に、多くの石造物をつくった斉明天皇が石の女帝と言われるゆえんを語っておられました。この天理砂岩の黄色は、恐らく当時は黄金色に輝いたものと思われます。それだけに、すごい天理砂岩にぜひ関心を深めていただきたいと思います。
これらの建物群は、弥生時代とは明らかに一線を画す高い規格性を持つものと指摘をされています。 翌年に行われた現地説明会には、全国各地から1万人以上が訪れ、卑弥呼や邪馬台国への関心の高さが改めて再確認されました。